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クリスマスアルバム⑨~Carla Bley / Carla's Christmas Carols [クリスマス]

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今年の新作はカーラ・ブレイのアルバム。
ECM関連の"カーラ・ブレイとスティーヴ・スワロウとその仲間たちの音楽を扱うレーベル『WATT』"からのリリースです。
そのためかパッケージも通常のECM仕様ではなく、スリップケースはありません。

カーラ・ブレイのリーダーアルバムですが目立つのはTHE PARTYKA BRASS QUINTETというブラス隊。
オリジナルの⑧などのジャズっぽいアレンジの曲以外ではピアノは控えめで
いったい誰のアルバムだか分らないところもあります。
ジャズミュージシャン、カーラ・ブレイのアルバムだから
スウィンギーなジャズアルバムを期待すると当てが外れます。
ジャケットのとおりの音という感じでしょうか。
ただ、こういったブラスがメインのポピュラー音楽は持ってなかったので私には結構新鮮。
①などは雪の積もった朝に聞いたら気持ちいいかな、などと思いました。
⑪と⑫はライヴ録音。


1. O Tannenbaum
2. Away In A Manger
3. The Christmas Song
4. Ring Christmas Bells
5. God Rest Ye Merry Gentlemen Part One
6. God Rest Ye Merry Gentlemen Part two
7. It Came Upon A Midnight Clear
8. Hell's Bells
9. Jesus Maria
10. Jingle Bells
11. O Holy Night
12. Joy To The World


Carla's Christmas Carols

Carla's Christmas Carols

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ECM
  • 発売日: 2009/11/03
  • メディア: CD



クリスマスアルバム⑧~Booker T.&MG'S / in the Christmas Spirit [クリスマス]

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MG'S、66年発表のクリスマスアルバムを購入。
耳慣れたクリスマスソングがファンキーに鳴ります。

正直、オルガンって数年前まであまり好きではありませんでした。
MG’Sは知ってはいましたが、エリック・クラプトンのバンドでドナルド・ダック・ダンが弾いてたり
S・クロッパーとダック・ダンのブルース・ブラザース・バンドでの活動のほうは結構聞いてたのですが
本家はサッパリ聞いたことありませんでした。
あるとき、ジミー・スミスのオルガンを聴いて「なんだカッコいいじゃん」。
以後、ドップリというわけではありませんが、こうしてMG’Sにも無事辿り着くことができてるわけです。
やっぱり聞かず嫌いはダメですね。
テクニック云々で言うなら、上手いミュージシャンなんでザラにいるでしょうし
もっと早く弾ける人もいくらでもいるんでしょうが
この人たちの独特のグルーヴ感、ほんとにカッコイイと思います。

バンドは一応71年頃で解散しているようですが、その後も何度か再編成されてライヴなどやっています。
しばらく前にTVでNYでのライヴを放送してましたが、カッコいい音でした。
こんな濃いクリスマス、一度経験してみたいな。

クリスマスアルバム⑦~Michael McDonald / This Christmas [クリスマス]

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トム・ジョンストン期のドゥービー・ブラザースファンには何かと評判の悪いこの人。
私は最初に聞いたのが『Minute by Minute』なので何の抵抗もありません。
むしろ好きな声質ですし、アルバムもとても優れたものだと思います。
(次作『One Step Closer』はイマイチでしたが)

そのマイケル・マクドナルドのクリスマスアルバムが9月に発売されていました。
2001年に『in the spirit』というアルバムが出ていますが
今回はそれから③⑥⑦⑧⑨、2005年に発売されたクリスマスコンピ盤から④⑤⑩
を収録し、残りは新録音?の全12曲収録の編集盤です。
④に奥様のAmy Holland、⑪にお嬢さんのScarlettが参加。
お嬢さんのScarlettは『in the spirit』にも参加していますが、8年も経つと大人の声になってました。
ジャズ風の③やトラッドの④といったアレンジもありますが、音はいつものAOR風味。
最近あまりニュースは無いですが、収録されているオリジナルはいい曲ですよ。

めずらしく発売される国内盤には『ピース 』『オン・クリスマス・モーニング』の2曲が追加収録されていますが
これらも『in the spirit』からの曲です。(『ピース』は別テイク?)
オマケで(たぶん)DVDが付くようですが、輸入盤だと半額以下の1,200円少々で買えます。



1. That's What Christmas Means To Me
2. This Christmas
3. White Christmas/Winter Wonderland
4. Wexford Carol
5. God Rest Ye Merry Gentlemen
6. Peace
7. On This Night
8. Children Go Where I Send Thee
9. Every Time Christmas Comes Around
10. Come, O Come Emanuel/What Month Was Jesus Born
11. I'll Be Home For Christmas
12. Have Yourself a Merry Little Christmas

クリスマスアルバム⑥~A Heart Presents a Lovemonger's Christmas [クリスマス]

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さすがにしつこいので⑤で終わるつもりのクリスマスアルバムでしたが
ここになってHEARTのアルバムを発見したのでもう1枚だけ。
オリジナルは2004年発売ですが、この冬再発売されてました。
曲の変更などはないようです。

HEARTといえばもとは(美人姉妹の)フォークデュオだったらしい。
らしいと言うのは恥ずかしながら、まともにアルバムを聞いたことはありませんでした。
このアルバムはフォーク調HEARTのアルバムです。
バンドアレンジされた曲もありますが、80年代「ALONE」や「NEVER」といった
派手なヒット曲を連発していた頃の音ではありません。
あの頃のヒット曲も嫌いではありませんが、こういった肩の力をぬいた曲のほうが
この人たちには合ってるような気がしますし、個人的にもこのHEARTのほうが好きです。
全12曲でオリジナルは半分の(たぶん)6曲、VOも声から判断するに
半分ずつくらいではないでしょうか。
弾き語りあり、アカペラあり、バンドあり、インストありと結構真剣に作っているんだなと思ったら
録音がバラバラで、あちこちの音をまとめて足りない分を新録したという感じでしょうか。

人間の声というのは比較的変わらないものだと言いますが
高音部は多少苦しいにしても、70年代に聞いた声とほとんど変わりないです。

クリスマスアルバム⑤~James Taylor at Christmas [クリスマス]

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5枚目はジェームス・テイラーのクリスマスアルバム。
一昨年に発売され昨年には日本盤も発売されました。

さすがに大人の音。
ジャズやブルース風にアレンジされた曲、アコースティックな演奏と
音の隙間をうまく使ったといいますか、なんとも気持ちのいいアルバムです。
オリジナルが1曲(?)と、お約束のジョニ・ミッチェルの「RIVER]をふくむ全12曲。
シカゴのホーンバリバリのクリスマスソングのあとに聞くと
同じ曲でもアレンジでこんなに違うのかと思います。
これは聞き比べの楽しいところであったりしますが・・・

参加ミュージシャンもジャズ系の人が多いのでこんな落ち着いた音になったのでしょうね。
D・グルーシンとV・カリウタの二人が中心になっているようで
グルーシンは10曲、カリウタは8曲(3曲はドラムレス、1曲はS・ガッド)に参加しています
それにしてもV・カリウタ、この人はどんなジャンルの音にも対応できるんだなぁ
と妙なところに関心。

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